ikareviewのブログ

僕の恋愛経験や女性経験をもとに商品や人間関係についてレビューしていきます。

あの子との思い出の店はかっぱ寿司(最終回)

f:id:ikareview:20200530003356p:plain


【料理動画】これを見たら料理上手に!料理が1ミリもできない男たちの料理早当てクイズ!!

今週のお題「好きなお店」

彼女のベッドの上で突然告白された。一年遊んできて直接言われたのは初めてだった。「好きって?」わかってるのに聞き返した。「付き合いたい」そう言われた。俺は彼女は持ちたくなかった。付き合ったら別れが来るのを俺は知ってる。今のお前が好きなのはお前に興味がない俺なんだよ。そう言いたいけど言えない。俺は「付き合うのは無理だよ」と言い返した。すると彼女は泣きながら「あなたのことが好きすぎてつらい。もう関係を終わらせないと他の人を好きになれないの」と言う。こんなにも自分のことを思ってくれる人はいない。だけど俺は「ごめん」と突き返した。「なら次で会うの最後にしよう」あいつからそんな言葉を聞く日が来るなんて思いもしなかった。

そして1週間後また会った。いつもと同じような1日、ピザを頼んで映画を見てイチャイチャして。今日でこいつと会うのが最後の日なんて忘れてしまうくらい普通の日だった。俺はどうせまた会うんだろうとそのときは思ってた。翌朝、家を出る時。「バイバイ、元気でね」と言われた。彼女は少し寂しげな顔だったけど、俺は気にせず家に帰った。LINEを送る。「今日もありがとね」すると「また今度ね、バイバイ」と帰ってきた。「あいつは覚悟を決めたんだなあ」そんなこと思いながらあいつがいない日々を過ごすようになった。

そこから1週間ほど経って気づいたことがあった。あいつから毎日LINEが来たり、3日に1回くらい電話が来たり、俺のカレンダーが毎週土曜の夜は埋まってたり、自然にLINEする女があいつしかいなくなってたり、俺が当たり前に過ごしていた充実した日々はたった1人の女がいなくなったことで急に寂しいものになった。気づけば毎日あいつのことを考えてた。あいつが俺を支えてくれていた事実に今になって気付けた。「本当は好きだったんじゃないか俺も、、、」すぐLINEを入れた。「また会えないか?」だけど彼女からの返事は来なかった。当たり前だ。俺は1番自分のことを考えてくれる大事な人を失った。

 

今でもかっぱ寿司を見かけると思い出す。たった1度だけ2人で出掛けた場所。かっぱ寿司にそんなに思い入れがある男なんて俺くらいだろう。あいつも俺もそんなに好きじゃなかったけど。もっと美味いもん食わせてやりゃよかった。

次回 アパレルの女の子